PARTY PARTY

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10/08/03

オカムラ製作所が毎年一回開催する建築家とアーティストによるコラボレーション企画展に、以前から気になっていたfood creationの諏訪綾子さんというフードアーティストが参加するということで観に行ってきました。
food creationは「そのコンセプト胃まで届けます」をテーマに、食を表現方法として、コンセプチュアルなケータリングやパフォーマンスを行います。過去には「感情のテイスト」をコンセプトにした作品を制作され、例えば「後をひく悔しさとさらに怒りさえも込み上げるテイスト」だったり「恐ろしさと不安がゆっくりと混じり合うテイスト」というのがあったり、大変興味深い作品を制作されています。

私が伺ったのは、オカムラデザインスペースR第8回企画展のPARTY PARTY。
建築家の小嶋一浩さんと赤松佳珠子さん、そして諏訪綾子さんによる現実/虚構のパーティー空間です。小嶋さんと赤松さんは建築は「もの」ではなく「出来事」であると考えています。そこに諏訪さんとのコラボレーションで、食べたり飲んだり話したりというアクティビティや人の気配を空間化・記憶化しようと試みたのだそうです。

諏訪綾子さんはこう言っています。
夏のあいだの3週間だけ現れる「建築」は「出来事」でもあり、「パーティー」でもある。

赤いドリンクの入ったグラスの写真は、空いている好きなグラスにドリンクを注ぎ、テーブルから抜き、思い思いに会場を動き回り、最後に残されたドリンクのグラスを戻します。それがその人の気配、余韻となって会場に残されるというコンセプトです。

↓ 奇妙な生ハム

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 ↓ ざくろ

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↓ こんな風に黒い人がサーブしてくれます。奇妙な生ハム、いただきました。

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