7/5〜7/12まで開催されていたHappy maker in 高野山 2009。
7/10〜7/12の2泊3日で行ってきました。
7/8に富士山に登り、9日に下山しそのまま静岡の新富士までバスで行き、そこから新幹線で新大阪まで。大阪で一泊し、翌日高野山に行くというハードスケジュール。
新大阪でなぜか逆方向に行く特急に乗ってしまい、引き返して高野山行きの急行に・・・
せっかく特急でラクラク行けるはずだったのに・・・。
そんなハプニング(いや不注意)にもめげず、何とか辿り着いた高野山は私にとって特別な場所となりました。
高野山は弘法大師さまが眠る真言宗の聖地。
とてもパワーの強い場所と聞いていました。
当然のこと、私には喜怒哀楽という感情があります。
その感情をおさえる事なく普通に感じていたと思っていましたが、
高野山では、私にはここまで感じる力があったのかというくらいストレートに感情が出てくるのです。きっと知らずのうちに心に鎧をつけていたのでしょう。
高野山はその鎧を脱がせてくれ、素の自分に戻してくれました。
Happy makerの展示を拝見し、涙が出そうになった瞬間が何度もありました。
高野山でアートイベントをする意義というのはそこにあるのではないかと勝手ながら思います。
素の状態、感受性の強い状態で、アートという媒体を通して様々な事を感じる事。
写真造形作家の鈴鹿芳康先生の作品に、僧侶の「祈りの形(合掌)」を撮影したシリーズがあります。↓の説明文を読み、涙が出そうになりました。
「合掌」に表現される「祈り」は世界平和であり、家族愛であり、人類愛であり、生かされていることへの感謝でもある。
暗い小部屋に大きいサイズの合掌の写真がたくさん飾られ、正面には次から次へと別の合掌の写真が現れる映像が上映されていて、その中にいるとたくさんの祈りの渦の中に自分が浮かんでいるようで、祈ることの力強さを感じ、温かな気持ちになりました。
高野山で拝見したから、より深く感じることができたような気がします。
2泊3日という短い期間でしたが、たくさんのステキな方と作品たちとのありがたい出会い、自分自身と向き合うことのできたきっかけなどのたくさんのギフトを高野山からいただきました。このご縁に感謝です!
そして至る所に制作したポスターやパンフレットが置いてあるのが嬉しい ↓
高野山は外国人観光客がとても多いです。英語版もあります。
もちなげで取ったお餅とはだ忍さん作のかわいい羊。
福がくるそうです。
はだ忍さんのインスタレーション。
和室とのコラボが面白い、見ていて気持ちのいい作品。
このようにお寺や、最初の写真のようにお店での展示がされています。
Swanica Ligtenbergさんの陶芸の作品。
お庭に散りばめられた赤と茶がステキ。
室内だけでなくお庭でもたくさんの作家さんの作品が展示されていました。
奥の院の参道で出会った木々。
こんな立派な木がいっぱい生えています。
さんぼうさんの精進料理。とてもおいしくて、毎日食べたい。
お麩と胡麻豆腐が最高〜
日本人とフランス人夫婦がやってらっしゃる梵恩舎さんでいただいた精進ランチ。
これもとてもおいしくて毎日食べたい。
壇上伽藍の大塔。大迫力!朱色と青い空のコントラストが気持ちよかったです。
伽藍とは僧侶が集まり修行をする場所らしく、白装束の方がたくさんいらっしゃいました。
人がやさしくて空気がきれいで自然のいい香りがする高野山。
また来ます!